PTA音楽交歓のつどい
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第68回 PTA音楽交歓のつどい
11月25日(月)・26日(火)の2日間、磯子区民センター「杉田劇場」にて「PTA音楽交歓のつどい」が開催されました。
今年は33団体が参加し日頃の練習の成果を披露しました。
今回なんと第12回から参加されている92歳の方もいらっしゃいました。親子孫、3代で参加されてい方もおられ70周年の歴史を感じました。
オープニングでは全員でPTAの歌を歌唱しました。PTAの歌について、ご存じない方がいらっしゃると思いますので少し紹介させていただきます。
昭和26年に、毎日新聞社と日本放送協会の共催で募集され、応募総数11,146通の中から、春日紅路(本名:静輝)氏の作品が選ばれました。
春日氏は、
「教育は先生と保護者で行おう。そこに深い愛情と笑顔があれば子どもは立派に成長する。人間性豊かな教師と理解ある親達、これらが堅く美しく直結するときはじめて希望も花咲き、新しい日本の教育も確立するのではないだろうか。」とその思いを語っておられます。
素敵な歌詞とメロディですのでぜひ一度聞いてみて下さい。
さて、インタビューしていく中で多くの方が歌への愛を語ってくださいました。そして今回まで主催させていただいた市P連への感謝の気持ちも多く寄せられました。
楽しかった。気持ちよかった。幸せな時間だった。良い刺激になって、ますますやる気が出た。コーラス離れが淋しいので、地域と子どもたちを巻き込んで続けて行きたい。会場にいる人たちはみんな仲間であり家族。
皆様熱く語ってくださいました。
コロナ禍で当会の中止を余儀なくされた時期にメンバーが減ってしまって存続の危機にあった団体や、今回で引退をされる方など、各団体ともに様々な苦難を乗り越えてこの会に参加できた事に喜びを感じていらっしゃいました。
昭和30年から多くの方々のご協力のもと開催を重ねてきた音楽交歓のつどいですが、今回の第68回をもって市P連主催での開催は最後となります。来年度からは参加する団体の方々による有志での自主運営として開催していただくことになりました。
参加者の中には、自主運営に移行することへの不安を感じる方もいらっしゃいましたが、歌への情熱がその不安を上回っていました。「この会に出演することを楽しみにしている」との強い想いが、会場全体に伝わってきました。
このような貴重な時間を共に過ごし、歌の力を再認識することができたことに感謝いたします。今後もこの会が続き、地域の音楽文化がますます発展していくことを願っています。
令和6年11月末に、市P連主催最後の「第68回 PTA音楽交歓のつどい」が盛大に幕を閉じました。それから少し経った12月18日に、今後についての話し合いが20団体以上の参加のもとで行われました。
参加した団体からは、メンバーの減少や現役不在、練習場所の確保など、活動に様々な困難を抱えながらも努力していることが語られました。その中で、活動状況はそれぞれ異なりますが、「音楽交歓のつどい」という発表の場がなくなることへの「寂しい」「残念」という気持ちは共通していることが確認されました。
そしてこの度、皆で協力すれば何かできるのではないかという思いから、6名が手を挙げ、自主運営団体「YOKOHAMA 音楽のつどい」を立ち上げました。
まずは、これまでと同様に年1回、皆さんの練習の成果を発表できる場を作ることを目標に活動を始めています。4月には、この団体の目的や趣旨に賛同していただける団体を学校を通じて募集いたします。また、新しい「音楽のつどい(発表会)」開催のお手伝いをしてくださる方も募集いたします。その際、今後の予定や運営方法等について詳しくご案内する予定です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
最後になりますが、68回もの素敵なイベントを開催していただきました市P連の歴代役員の皆さま、そして運営に携わってくれた全ての皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
YOKOHAMA 音楽のつどい